エコカー割引は、契約車両がハイブリッド車や電気自動車といった、いわゆるエコカーの場合に割引を受けられる制度です。割引率は保険会社によって異なりますが、3%とする保険会社が多いようです。
なぜエコカーで割引になるのか
ハイブリッド車や電気自動車だからと言って、事故リスクが下がるわけではありません。逆に、静穏性が優れ過ぎていて、歩行者が危険だという問題まで起こっていますので、事故のリスクはむしろ高い可能性もあります。
しかし。保険会社としては、地球環境保護の推進の一環で保険料を割引としているようです。
エコカーの種類は保険会社によって異なる
エコカーには様々な種類の自動車がありますが、保険会社によってエコカー割引の対象となる種類が異なります。
最もエコカーの範囲を広く設定しているのはチューリッヒです。ハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車、メタノール自動車、天然ガス自動車が対象となります。
逆に一番狭いのはソニー損保で、電気自動車、燃料電池自動車しか対象となりません。なお、ソニー損保の割引額は一律年間1000円となっています。
他の保険会社ではハイブリッド車と電気自動車に限っている会社がほとんどです。
なお、欧州で主流となっているクリーンディーゼル車にエコカー割引が適用される保険会社はないようです。
期間制限がある点に注意
注意しなければならないのは、新車でなければエコカー割引を受けることはできないという点です。こちらも保険会社によって差はありますが、初度登録から1年~3年程度が限度となっています。その意味ではあまり恩恵を受けられる割引ではないと言えます。少なくとも、自動車保険のエコカー割引を理由にハイブリッドを買うことはないでしょう。