言わずとしてたダイレクト型自動車保険の雄、ソニー損保です。世界的メーカーであるソニーグループの金融部門の中核企業です。ダイレクト型自働車保険では売上(保険料収入)トップを独走しています。
目次
日本の保険会社だから選ばれている?
ソニー損保の一番の特徴は何といってもダイレクト型で一番選ばれている保険だということでしょう。ダイレクト型自動車保険に加入する人は、安くて質のいい保険を見比べて選んでいる人が多いですから、その中で一番選ばれているという事実はある程度参考になるでしょう。
ではなぜ、ソニー損保は選ばれているのでしょう。正直な話、ダイレクト型で比較すれば保険料はどこも肉薄している状況で、ソニー損保の保険料が特別やすいわけではありません。
よく知っている日本企業の系列であることはやはり加入者に大きな安心感を与えるのではないかと考えられます。日本人は、いきなり参入してきたかと思えば、儲からないと言ってすぐに撤退してしまう外資系保険会社のドライさをこの10年でむざむざと見せつけられてきました。
このような中で日本のダイレクト型保険会社を信頼するという傾向があるのは当然のこととも言えます。
事故対応満足度が高い
よくCMでアピールしていますが、ソニー損保は事故対応満足度がJ.D. パワーのランキングで1位となっています。
当サイトでもオリコンのランキングを載せていますが、ランキングの上位が自分に合った保険会社とは限りませんから、あくまでも参考程度にしておいた方がいいでしょう。
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年間走行距離制が充実している
ソニー損保のCMでは「保険料は走る分だけ」と年間走行距離によって割引が受けられる点がよく強調されています。しかし、走行距離で保険料の割引を設定する保険会社は珍しくありません。
むしろ、ソニー損保の強みは、年間走行距離の制度は他の保険会社と比べて充実している点にあると言えます。
ソニー損保の年間走行距離の区分は、3000km以下、5000km以下、7000km以下、9000km以下、11000km以下、16000km以下、無制限の7段階で設定されています。他の保険会社は大抵は5000km単位の4区分となっているので、ソニー損保では細かい設定が可能です。
年間走行距離の設定は、今後1年間の走行予定距離を申告しますが、走行距離が予定より短かった場合は保険料の割引が受けられます。また、オーバーした場合は1年目のみ申告して差額保険料を支払う必要がありますが、2年目以降は契約更改時に次年度予定距離を1段階引き上げるだけで良く、オーバーしても申告は必要ありません。
「やさしい運転」で保険料のキャッシュバック(提供終了)
※ 本特約は新規契約は終了しています。新特約「GOOD DRIVE(グッドドライブ)」の登場によるものと思われます。
ソニー損保特有の少し変わった特約に、やさしい運転計測特約があります。この特約は、急ブレーキや急発進の少ない運転をする加入者に対して保険料をキャッシュバックするというものです。急発進・急ブレーキは事故のリスクを高めるため、それが少ないということは事故が起こりにくい運転であると言えるためです。
急ブレーキ・急発進を計測するためにドライブカウンタという機器を車内に設置します。ドライブカウンタの評価が一定以上になると、保険料の一部がキャッシュバックされます。キャッシュバックされる金額は次の通りです。
- 90点以上 20%
- 80点以上 15%
- 70点以上 10%
- 60点以上 5%
- 59点以下 キャッシュバックなし
なおこの特約の付帯は有料ですので、高得点が取れなければ、かえって損をしてしまいます。そのため、高得点が取れるか不安な人のために1か月間の無料トライアルも実施しています。
AIで運転診断する「GOOD DRIVE(グッドドライブ)」
「やさしい運転」を発展させたサービスが始まりました。AIを使って運転診断をする「GOOD DRIVE(グッドドライブ)」です。
やさしい運転とは次の違いがあります。専用機器が必要なくなったこと、割引が最大30%に拡大したことは大きなメリットと言えそうです。
- 運転データを一旦クラウドにデータを集積してからAIで判定すること
- 保険料割引が最大30%と大きいこと
- 専用機器ではなく自分のスマホで診断できること
- スマホ使用のながら運転で減点されること
保険料はダイレクト型としては若干高め
以上、様々なメリットを挙げてきましたが、デメリットを強いてあげるなら、やや保険料が他のダイレクト型と比べてやや高い傾向にあることです。それでも、保険料をカバーできるほどのメリットがあることは間違いないでしょう。
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