自動車の自動運転システムの進化に伴い、先行車への追突を避ける、自動ブレーキを搭載した自動車も最近では珍しくなくなってきました。これに伴い、損害保険料率算出機構は、自動ブレーキ搭載車の任意保険の保険料を2018年より割引を開始すると発表しました。
損害保険料率算出機構とは、文字通り損害保険会社が販売する保険の料率の基準を算出する機構です。各損害保険会社は損害保険料率算出機構の算出した料率に基づいて保険を作ります。
自動ブレーキ割引の割引率は約9%
自動ブレーキ割引の割引率は約9%程度となることが発表されています。自動車保険の保険料は、加入者の年齢や付帯方法によって大きく違いますが、6万円から10万円程度となっている人が多いです。
この9%割引となるのですから、5,000円~9,000円程度の保険料が割り引かれることになります。この割引額はダイレクト型でおなじみのインターネット割引と同程度のかなり大きな割引になりそうです。
他のよく見られる割引と比較すると、証券不発行割引が500円程度、早期契約割引が500円程度、エコカー割引で1000円程度となっていますから、自動ブレーキ割引の割引の大きさがよくわかります。
なお、具体的な割引率や金額は、実際に導入する損害保険会社によって異なってきます。さすがにこの割引のためだけに車を買い替えるほどのことではありませんが、今後は自動ブレーキ搭載車が広く一般的になることが予想され、このような割引はドライバーにとっては喜ばしいところです。