車両新価特約とは、事故で自動車が損壊した場合に、新車の買い替え費用を全額補償してくれる特約です。
車両新価特約のメリット
車両保険は自分で保険金額を自由に決めることができません。車両ごとに保険金額の範囲が決められているからです。
新車でも、2年、3年と経つと保険金額が下がってきますので、全損事故を起こした場合、新車を買い替えるには自分でいくらか負担する必要があります。
このような場合に役に立つのが車両新価特約です。
車両新価特約が使える条件
車両新価特約は、保険会社によって異なりますが、初度登録から3年程度以内の自動車しか付帯することができません。この点、条件は厳しいですが、付帯するメリットは大きいですから、できるだけ付帯することをおすすめします。
また、事故があった場合に車両新価特約が使えるのは次のいずれかの場合に限られています。
- 修理が不可能な場合
- 修理費用が新車価格相当額の50%を超えている場合
車を買い替えない場合は、通常の車両保険通りに修理費用のみが支払われます。
車両新価特約の加入割合
下記の図はセゾン自動車火災保険のおとなの自動車での車両新価特約の加入率です。7.9%のというとあまり多くないように思えるかもしれません。しかし、3年目までしか加入できないと考えると、加入率は高いと言えるかもしれません。
車両無過失事故に関する特約との相性がいい
車両無過失事故に関する特約は、自分に過失がない場合の事故で自分の車両保険を使った場合に、等級がダウンしない特約です。この特約は車両新価特約と組み合わせて付帯することで、新車の車両保険を強力にすることができます。
ダイレクト型ではセゾン自動車火災保険のおとなの自動車保険やイーデザイン損害保険で付帯が可能です。