信号のない交差点の直進自動車と右折バイクの事故の過失割合(11例)

交差点への進入タイミングが同じであれば、左側の自動車の方が優先されます。これを左方優先の原則と言います。そのため、左方の自動車・バイクの方が事故の際の過失割合は小さくなります。

この他、優先道路かどうか、一時停止線があるかどうかなどの交差点ごとの特徴が過失割合を左右します。

1.対向車線走行車と衝突

バイク:自動車=70:30

バイクが右折する際に、反対車線から走ってきた直進自動車と衝突した場合の過失割合です。基本的に右折車の方が責任が重く、過失割合の負担も大きくなりますが、バイクは過失割合が減算補正されますので、四輪自動車同士の同ケースの事故と比べると10%過失割合が低くなっています。

なお、バイクの右折のタイミングによっては過失割合が10%加減されます。

2.右折バイクが左方、直進自動車が右方

バイク:自動車=50:50

特に優先関係を決める要素のない道路同士の交差点では、左方優先の原則が適用されます。また、バイクは過失割合が減算されますので、その2点ではバイクの方が有利なのですが、右折車と直進車では右折車の方が責任が重いため、それらを全て加味した結果50:50となります。

3.右折バイクが右方、直進自動車が左方

バイク:自動車=60:40

ケース2とは逆で、右折バイクが右方にいる場合の過失割合です。こちらの場合は左方優先の原則は右折バイクに不利に働きますから、ケース2と比べて過失割合が10%増加しています。

4.右折バイクが左方の狭い道路、直進自動車が右方広い道路

バイク:自動車=65:35

道路の道幅が異なる道路同士の交差点での事故事例です。道路の道幅が明らかに異なる場合は道幅の広い道路の方が優先されます。そのため、道幅の狭い道路を走行していた右折バイクの方が責任が大きくなり、過失割合の負担も増えます。

5.右折バイクが左方の広い道路、直進自動車が右方の狭い道路

バイク:自動車=30:70

ケース4とは逆で、右折バイクが広い道路、直進自動車が狭い道路を走行していた場合です。この場合は右折バイクと直進自動車が責任関係が逆転します。ただし、過失割合の面ではバイクの方が有利になりますから、過失割合は全く逆にはなりません。

6.右折バイクが右方の広い道路、直進自動車が左方の狭い道路

バイク:自動車=40:60

バイクと自動車の右方・左方の関係がケース5と逆の場合です。このケースでは直進自動車の方が左方にいるため、自動車の過失割合が軽減されています。

7.右折バイクが右方、直進自動車が左方(自動車が一時停止線無視)

バイク:自動車=35:65

一時停止線の手前では自動車は一旦停止する必要がありますが、それを無視して直進した場合は大きな責任を負うことになります。ただし、一時停止してから交差点に進入した場合は自動車の過失割合が15%減少します。

8.右折バイクが左方、直進自動車が右方(自動車が一時停止線無視)

バイク:自動車=25:75

ケース7と自動車とバイクの位置関係が逆転した事例です。この場合は右折バイクの方が左方にいるため、バイクの過失割合が10%軽減されます。

9.右折バイクが左方、直進自動車が右方(バイクが一時停止線無視)

バイク:自動車=65:35

ケース8と逆に、一時停止線を無視したのが右折バイクだった場合の過失割合です。こちらの場合はバイクの方が違反しているため過失割合が大きくなります。ただし、バイクは過失割合が有利になるよう補正されていますから65%にとどまります。

10.右折バイクが優先道路の左方、直進自動車が非優先道路の右方

バイク:自動車=20:80

優先道路と被優先道路の交差点では、非優先道路の車両は優先道路の車両の走行を妨害しないようにしなければなりません。非優先道路から進入しようとする直進自動車は右折バイクに配慮する必要があります。そのため、過失割合は自動車の方が大きくなっています。

なお、バイクが非優先道路、自動車が優先道路を走行していた場合は、バイク:自動車=40:60となります。

11.右折バイクが優先道路の右方、直進自動車が非優先道路の左方

バイク:自動車=30:70

ケース10とバイクと自動車の位置関係が逆の場合です。この場合は直進自動車の方が左方にいるため、自動車の過失割合が10%減少しています。

なお、バイクが非優先道路、自動車が優先道路を走行していた場合は、バイク:自動車=50:50となります。

⇒ 信号のない交差点の直進バイクと右折自動車の事故の過失割合

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