あの人はハンドルを握ると性格が変わる、というのはよく聞く話です。
そういう人達の中には、周囲の車に対して危険な幅寄せや煽り運転を繰り返してくる人も多くいます。中には、前に回り込んで急ブレーキを踏むなど、とても危険な行為をしてくるドライバーもいます。
JAFが実施した交通マナーに関するアンケートでは、54.5%の人が煽り運転をされた経験があると答えています。
このような危険運転をする自動車にはどのように対処していけばいいのでしょうか。
関わらないのが一番
まず、原則として危険な運転をしている自動車には近寄らないことです。中には信号などでの一時停止中に車を降りてきて窓ガラスを叩くような人もいますが、無視してそのまま走り去るのが一番です。(ただし巻き込みには注意してください。)
スピード違反で捕まるのは煽られた方
煽り運転をされた場合は、心理的に圧迫されて、ついスピードを出してしまいがちです。しかし、自分の技量に合わない運転は危険ですし、スピード違反で捕まってしまうかも知れません。もし捕まって「後ろに煽られた」と警察官に言っても「みんなそう言うんだよね」と言われて終わりです。
とにかく落ち着くことが大切です。我慢しないと自分が悪者になってしまうかも知れません。自分のペースを崩さず、対向車がいないうちにハザードランプをつけて先に行かせてしまいましょう。
スマホ等での動画撮影も効果的
ドライブレコーダーが搭載されていれば良いのですが、もしそうでなければ同乗者にスマホで撮影してもらうというのも効果的なようです。
撮影されていると相手が気付くと危険運転・迷惑運転を中止することが多くあります。逆上してきそうにも思えるかもしれませんが、自分が警察に捕まるかもしれないとプレッシャーを感じて中断する場合がほとんどのようです。
ドライブレコーダーを搭載して決定的瞬間を録画する
ドライブレコーダーを搭載していれば、万が一事故が起こったときでも相手の危険運転を簡単に立証できます。
ドライブレコーダーはバスやトラック、タクシー等の業務用車両では搭載されていることが多くなってきましたが、自家用車の普及率はまだまだ低くなっています。
前方のみを撮影するものが一般的ですが、最近では後方を撮影できるものや車内等の全周囲を撮影できるものも登場しています。
簡単な機能のものでは5000円くらいから販売されています。取り付けも自分でできますので、決して高くない投資です。