2018年を迎え、損害保険大手4社は一斉に任意保険の値下げを実施しました。これに伴い、従来より保険料が2%~3%程度安くなります。主な理由としては、自動車事故の減少による保険会社の収益改善があります。
自動運転技術の向上により今後も安くなる可能性も
自動車事故の減少は実際のデータによって明らかにされていますが、その原因が何かを特定するのは難しいかもしれません。しかし、最新の自動車の多くに搭載されている自動ブレーキ機能がかなりの割合で寄与しているものと考えられています。
そうであれば、自動運転技術の今後のさらなる向上に伴い自動車事故はさらに減少していくことが予想されます。そうなると当然任意保険にもそれが反映され保険料が安くなることが考えられます。
保険料が安くなったら補償内容を見直そう
現在の任意保険のほとんどは大手4社かその子会社が契約会社ですから、今後自動車保険の更新を迎える方の多くは、等級ダウンなどの特別の事情がなければ、安くなっていると思われます。
せっかくですから、そのまま更新してしまうのではなくこれを機会に補償を見直すことをおすすめします。その理由は3つあります。
- 下がった保険料差額を活用すれば昨年と同額で補償を拡大できる
- 現在では不要な補償が付いている場合がある(家族限定や年齢限定等)
- 業界全体で保険料値下げが行われたので、保険会社を乗り換えた方が得な可能性がある
1については、今まで保険料との兼ね合いで外していた補償を付けるきっかけとしてはいいタイミングだということがあります。
2については、特に保険料値下げと関係があるわけではありませんが、定期的な見直しをおすすめします。
3については、同時に最大20社の見積もりが可能な自動車保険の一括見積もりを利用することをおすすめします。