2台目以降の保険を工夫して保険料を安く抑える

自動車を2台以上保有すると維持費やガソリン代、保険料等がかさんで大きな負担になってきます。そのため節約できるところは少しでも節約したいところです。ここでは2台目以降の任意保険の保険料を安く抑えるためのポイントをご紹介します。

重複する補償を外す

自動車保険の補償には、契約車両に設定される補償と契約者や記名被保険者に設定される補償があります。契約車両に設定される補償は、自動車ごとに設定しなければ保険金が支払われませんが、契約者や記名被保険者に設定される補償は、同じ補償を付けてしまうと重複補償となり保険料の無駄が発生してしまいます。

契約車両ごとに設定される補償には、対人・対物賠責、車両保険、人身傷害補償保険(車内限定型)等があります。

契約者・記名被保険者に設定される補償には、人身傷害補償保険(車外補償型)の他、個人賠償責任特約ファミリーバイク特約弁護士費用特約の多くの特約が該当します。これらの特約は全て2台目契約で付帯する必要はありません。

割引を利用する

自動車保険では2台目以降の加入に限って利用できる割引が2つあります。

1つはセカンドカー割引です。セカンドカー割引とは、2台目以降の自動車保険に、ノンフリート等級を7等級からスタートさせることができる割引です。この割引は1台目の自動車保険が別の保険会社であったとしても利用可能です。なお、1台目のノンフリート等級が11等級以上である必要があります。

2つ目の割引は、複数台契約割引です。2台目割引と呼ばれることもあります。複数台契約割引は、セカンドカー割引と紛らわしいですが全く別の割引です。こちらの割引は同じ保険会社で複数の自動車保険を契約している場合に、両方の契約で割引が適用されます。

なお、保険会社によっては自動車保険以外、例えば医療保険を同じ保険会社で契約していても適用できることがあります。

これらの割引を同時に利用することで、効果的に保険料を抑えることができます。

セミフリート契約を利用する

3台以上の自動車を所有している場合は、自動車保険契約を1つにまとめてしまうことで割引を受けられる場合があります。割引率は台数によって異なり、台数が多いほど割引率が高くなります。割引を受けられるだけでなく、契約が1つにまとめられますから、更新時の煩わしさも軽減できます。

なおフリート契約ではありませんので、ノンフリート等級が自動車ごとに設定されます。ノンフリート等級の適用されないフリート契約には10台以上の契約が必要ですので、個人ではあまり現実的ではありません。

関連記事:フリート・ノンフリートの意味

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