こちらは57歳の男性のセコム損害保険の任意保険加入例です。
加入者の状況
加入者の男性は奥さんと成人されている息子さん2人(23歳と21歳)の4人家族です。息子さんも運転するということです。
運転は休日のレジャー目的だけですので、年齢条件は21歳以上となっています。また、運転者限定は家族限定、ノンフリート等級は20等級、免許証の色はゴールドとなっています。
補償内容については高めの保険料との調整がポイント
それでは補償内容を見ていきましょう。等級の割に保険料がかなり高額の83,570円となっています。もともとセコム損害保険はダイレクト型と比べて保険料は高い保険会社ですが、抑えれるところがあれば抑えたいですね。
まず賠責部分ですが、対人賠償責任保険・対物賠償責任保険はそれぞれ無制限で付帯されています。これは確実にどちらも無制限で付帯したいところなので、このままで問題ないでしょう。むしろ変えるべきではありません。
次に人身部分の補償内容ですが、人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険の両方が付帯されています。金額は人身傷害補償が6000万円、搭乗者傷害が1000万円です。人身傷害補償ですが、少しでも保険料を安く抑えたいなら最低の3000万円とすることが考えられます。あるいは搭乗者傷害保険は人身傷害補償保険と補償範囲が重複しますから外してしまうのも選択肢として考えられます。
車両保険は一般型で免責金なしの250万円です。車両保険は高額ですが、買ったばかりの新車の補償を削るのはあまりおすすめできませんし、加入者としても抵抗があるでしょう。エコノミーA型に変更するという選択肢も考えられますが、やはり新車であることを考えると一般型で万全な対応をしたいところです。
結局この加入例では人身部分の補償を削るしかなさそうです。
先にも書いたように代理店型のセコム損保はダイレクト型と比べてやや割高で、なかなか保険料を抑えるのは難しい状況ですが、その代わり事故対応にセコム本社の警備員が派遣されるというアイデンティティもあります。このあたりをどう考えるかということになりそうです。
なお、ダイレクト型のセゾン自動車火災保険のおとなの自動車保険では2016年4月よりALSOKを利用した類似のサービスが開始されています。
参考元:https://www.secom-sonpo.co.jp/anshinmycar/voice/#voice1