ラウンドアバウト(環状交差点)の通行方法

ラウンドアバウトとは、環状交差点とも言い、ロータリーの一種ですが、円形のもので、そこから放射状に道路が分かれている交差点のことです。信号機は設置されていません。ここでは、ラウンドアバウトの通行方法を説明します。

出典:Google Map

ラウンドアバウトの通行方法

右の道路標識はラウンドアバウトを示す標識です。この標識のある場所では次の通行方法に従う必要があります。

右回り(時計回り)で徐行して通行

ラウンドアバウトは必ず右周りで徐行して通行しなければなりません。つまりラウンドアバウトへ進入する際は必ず左に曲がることになります。この時左折の合図を出す必要はありません。左折以外に進行する余地がないためです。(もちろん合図しても違反になるわけではありませんし、実際大抵のドライバーは合図を出しています。)

通常の道路を走行する場合と同様、キープレフトが適用され、道路の左側つまり外側を通行しなければなりません。これは自動車でもバイクでも同様です。

進入時に一時停止義務がない

ラウンドアバウト大きな特徴の一つは、進入する際に一時停止する必要がないという点です。ただし、既にラウンドアバウトを走行中の車両(環道交通流)が優先されます。ラウンドアバウトに進入しようとする車両は、ラウンドアバウト内の車両の通行を妨害するような進入をしてはいけません。

ラウンドアバウトから出る場合

ラウンドアバウトから出る場合は、方向指示器などで左折の合図をする必要がありますが、合図のタイミングは自分が左折したい道路の一つ前の道路を通過した直後とされています。

ただし、ラウンドアバウトに進入する道路のすぐ左側が曲がりたい道路の場合は、ラウンドアバウトに進入した時に出るまでの間左折の合図を継続する必要があります。普通の左折と違い、進入前から左折合図を出す必要はありません。

ラウンドアバウトは今後増加する?

ラウンドアバウトは、その数自体が少なかったため長年法律で通行方法が定められていませんでした。しかし、ようやく2013年の道路交通法改正で通行方法が明確にルール化されました。

もともとヨーロッパでは珍しくない形態ですが、日本ではラウンドアバウトの設置を想定した整備を行っていませんでした。

管理人個人の想像ですが、ヨーロッパは街のシンボルを中心に放射状に広がる都市が多く存在します。当然交差する道路も複雑な形状となりラウンドアバウトのニーズが高まったのではないでしょうか。これに対して日本では碁盤目状に都市が整備されてきましたので、ほとんどが十字路ですし、土地も狭いのであまり普及しなかったのではないでしょうか。

しかし、近年になって、信号機が必要ないことから、震災等の大災害で停電が起こったときでも安全に通行できるため注目を集めました。

そして、今後の防災対策の一環で新たに設置することが見込まれたため、道路交通法で通行方法を規定することになりました。

また、ラウンドアバウトには五叉路のような複雑な交差点での安全性が高まるというメリットがあります。

そのため、今はあまり見かけることがないですが、将来は珍しいものではなくなるかもしれません。

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