自動車同士の事故の基本的な考え方

自動車同士の事故では、互いに負っている義務の内容に違いはありませんから、状況次第で大きく過失割合が異なります。そのため、事故が起こった場所、信号の色、自動車の進行方向、道路の優先状況等の様々な要素が考慮されることとなっています。

交差点の直進車同士の事故

交差点の直進者同士の事故は、信号がある場合とない場合に分けられます。信号がある交差点では基本的に信号の色によって過失割合が決まります。双方とも赤信号なら5:50です。

信号のない交差点では、優先道路はどちらか、停止線があるか、作法優先の原則などが判断要素となります。

交差点の直進車と右折・左折車両の事故

直進車は右折左折車両に優先して通行することができます。右折する場合は直進車を妨害しないように走行しなければならないと定められています。そのため、直進車と右折車との関係では右折車が不利になります。

直進車と左折車との事故は、直進車から見て左側の道路からの合流のみが問題となりますが、この場合はどちらが優先道路か、という要素が過失割合を左右します。

交差点の右折・左折車同士の事故

右折車・左折車は交差点に進入する際徐行する必要がありますが、優先関係としては右折車より左折者の方が上です。そのため、基本的に過失割合は右折車の方が大きくなります。その他の判断要素として、車両の大きさや徐行義務違反、大周り等があります。

交差点の右折・左折車と後続車の事故

右折・左折する場合は交差点の30m手前から方向指示器で合図し、車を進路方向に寄せる必要があります。

対向車同士の事故

車線がある場合は原則として車線をはみ出した側が100%の過失となります。ただし、対向車にスピード違反があれば10%~20%程度過失相殺されます。

緊急車両との事故について

緊急車両とは、救急車やパトカー等の現場急行の必要がある自動車です。緊急車両は赤信号や一時停止標識で停止する必要がない等、特殊なケースとなります。そのため、緊急車両との事故では通常の自動車との過失割合の相場は当てはまりません。

過失割合の修正要素

いずれのケースでも著しい過失、重過失が認められる場合には過失割合が修正されます。具体的には著しい前方不注視、飲酒運転、速度超過などがあります。

自動車同士の事故の過失割合

⇒ 交差点での直進車同士の事故の過失割合

⇒ 信号のある交差点の直進車と右折車の事故の過失割合

⇒ 信号のない交差点の直進車と右折車の事故の過失割合

⇒ 信号のない交差点の直進車と左折車の事故の過失割合

信号のない交差点の右折・左折車同士の事故の過失割合

⇒ 右折車・左折車と追越直進車の事故の過失割合

⇒ 直進車と道路外の出入車の事故の過失割合

⇒ 同一方向進行車同士・対向車の事故の過失割合

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